診療科目
生活環境の変化や仕事、人間関係のストレスなど、誰もが少なからず悩みを抱えている現代社会。
「疲れがとれなくてしんどい」
「イライラしたり、不安な気持ちになる」
「頭痛や嘔吐、便秘などを繰り返しやすい」
などの症状がきっかけで、心のバランスを崩してしまうことがあります。
生活に支障が出るほど気持ちがふさいだり、イライラや不安が2週間以上続いたら、我慢せずに、近くの精神科や心療内科の専門の医師に相談してください。
ですが、いざ相談段したくとも精神科と心療内科のどちらに相談したらよいかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
精神科と心療内科は何がどう違うのかイメージが湧きにくいからかもしれません。
このページでは精神科と心療内科のそれぞれの違いについてご紹介したいと思います。
心療内科
吐き気や頭痛、強い動悸が続く、下痢・腹痛、血圧が高くなる、ぜんそくなどの身体の不調の背景に、心理的なきっかけやストレスが思い当たる時は心療内科が専門となります。
簡単に言ってしまえば、ストレスから来る心身の不調を主に診る診療科です。
身体の不調で専門科を受診したのに検査結果に異常が認められない場合に、心療内科へ相談することで、つらい症状の治療につながるケースもあります。
心身症には
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過敏性大腸:下痢と便秘を繰り返しますが、体重は減りません。
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摂食障害:拒食になる神経性無食欲症と過食になる神経性大食症があります。
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ある種の不登校:頭痛や下痢から登校できない。
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頭痛:ストレスからの頭痛
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自律神経失調症:様々な体の症状が出ます。冷や汗、頭痛、立ちくらみなどがあります。
精神科
イメージのよくない、そして誤解の多い診療科目と言われています。医学の中で心を診療する科が、精神科です。
最近ですと東日本大震災で受けた心の傷、すなわち、心的外傷後ストレス症候群の診断、治療は精神医学、精神科の仕事です。ですから、誰でも心の傷を受ける可能性はある訳です。
このような心と脳の関係から出現する症状他を治療するのが精神科の仕事です。
当院では、お一人お一人のお悩みに親身になって丁寧にお応えしていきます。
デポ剤 LAI (持続性注射剤)
抗精神病薬には、服薬の他にデポ剤(持効性注射剤)があります。
症状の安定や再発防止のために薬物療法は欠かせません。毎日、服薬することに煩わしさを感じたり、つい飲み忘れたり、きちんと服用することはなかなか大変です。
この、デポ剤(持効性注射剤)は1回の筋肉内注射でお薬の成分がゆっくりと時間をかけて体内に取り込まれ、2~4週間効果が続きます。
精神状態や個人差はありますが、患者さまの生活の質の向上につながる可能性があります。
プラセンタ療法(女性の更年期障害)
プラセンタ注射薬は人間の胎盤を原料としてつくられたアミノ酸製剤です。美容に良いとされ注目を集めているプラセンタですが、ホルモンバランスや自律神経を整える効果があり、更年期障害の治療薬として厚生省の認可をうけています。不眠、イライラ、のぼせ、発汗の他に、軽い鬱傾向になる方の改善が期待できます。健康保険が適用になりますので、お悩みの方はご相談ください。